フォレストブレス
森からの恵み フォレストブレス森からの恵み

自然を感じて、季節を感じて、
丁寧にくらす家。

食べるもの、身に着けるもの、住む家。
どれも暮らすのになくてはならないもの。
あなたはどうやって選んでいますか。

それらはかつて、どれも"自然なもの"で作られていました。
でも、いつのまにか、工業製品や化学物質が増え、
今では大量生産の"自然ではないもの"が溢れています。

人は本来、自然から生まれ、だからこそ、自然と触れ合いながら、
春夏秋冬、移り行く四季の訪れを少しでも感じて、
丁寧に、丁寧に、くらしていくこと。

それがフォレストブレスの考える"ゆたかな暮らし"です。

たとえ大自然のなかで暮らすことができなくても、
家族の"叶えたいコト"をいっぱいにつめこんで、
ゆるく自然とつながりながら、生活できる家。
そんな暮らしができる家を、つくりたい。
それが、自然素材にこだわる、フォレストブレスの想いです。

フォレストブレス代表渡辺 勉

知らずに使っているのと、
知っていて選ぶのは大きく違う。

始めは私自身、安くて便利な工業製品を使うことになんの抵抗もありませんでした。 しかし、それらがなぜ安いのか?どんな影響を及ぼすのか? そういったことを知っていて使うのと、知らずに使っているのとでは大きな違いがあると、あることがきっかけで気づかされました。 様々なきっかけでこのホームページを訪れてくれた方へ、フォレストブレスが生まれることになった背景を、少々長くなりますがお話したいと思います。

渡辺 勉

安全な住まいとは?フォレストブレスの家づくりの原点。

安全な住まいとは?フォレストブレスの家づくりの原点。 私の家づくりの原点は1995年頃に読んだシックハウス症候群の新聞記事です。 住宅建材に含まれる化学物質が原因で居住者に頭痛や倦怠感、吐き気など、人によって様々な体調不良が起きている、というものでした。 新居に入居して体調不良になるのですから当人は相当辛い思いをされただろうと思います。 中には新居を手放された方もいたそうです。 住宅を考える者として、化学物質を使うことの怖さを強く感じたのを覚えています。 その後、厚生労働省から化学物質の室内濃度の指針が出され、建築基準法も改正がなされました。 これらの改正によってシックハウス対策はうまくいったかに見えましたが、完全にはなくなっていませんでした。 規制された化学物質はわずか13種類。 対して国内で生産されている化学物質は5万種類とも言われています。 使用を禁止された13種類さえ使わなければ法的には問題ないとされるため、結局メーカー側は当たり前のように代替えの化学物質を使いました。

安全な住まいとは?フォレストブレスの家づくりの原点。 そんな中、2010年に新設された参議院議員会館では改正後の基準で建てられたにもかかわらず、入居後に体調不良を訴える秘書や議員が多数いたため、 国会でも改めて化学物質の使用基準が問題視されました。 現状では、規制されている化学物質でさえなければその使用量に制限はありません。 厚生労働省では室内の総VOC(揮発性有機化合物)の濃度基準の暫定目標値を定めていますが、「目標値」であること、そして、その暫定濃度そのものも見直しが必要と言われながら、 現在も改訂はなされていません。 安心して健康に暮らせる場所であるはずの家が、住む人の身体を蝕んでしまうというなんて…。 家づくりに本当に必要なもの、必要でないものとはいったい何なのか?ということに問題意識を持ち、その頃から「健康な家づくり」を考えるようになりました。

食べものも着るものも同じ。生活に欠かせない、衣食住のあんしん。

オーガニック

私は当時、建築や家作りに対する「健康」を考える一方で、食や身の回りの生活品にはそこまで気を使っていませんでした。 ですが、2002年頃に知人から「オーガニックにこだわったスキンケア商品」を紹介され、ボディソープを使いはじめたところ、 最初はあまり関心がなかった私もその使用感の違いにとても驚きました。 紹介してくれた知人にその商品のこだわりを尋ねると「まず何が入っていないか、次に何が入っているか」という答え。 自然でない、体に影響のある物質を使わないこと、まずはそれが大前提。 その次に、良いものが入っているということ。 これを聞いたときに、それまでバラバラに考えていた住宅、生活、食の安全がすべて結びつきました。 食だけを健康にしても意味がないように、住宅だけを変えても意味がないかもしれない。 本当に「健康に生きる」というのはどういうことなのか。 私たちは改めて考えなければならないのかもしれません。

建築業界で化学物質に対する問題提起がなされる一方で、食品業界でも「食の安全性」が疑われる問題が相次いでおこっています。 食品添加物、遺伝子組み換えの認可、環境汚染による食害、農薬、偽装など。様々な面から食の安全が脅かされていることは皆さんがご周知の通りです。 身に付けたり、直接皮膚に触れるものの危険性も同じ。 合成洗剤やスキンケア商品にも様々な化学物質が使用されているものがあふれています。 インドでたくさん栽培され洋服の源料となる綿栽培では多量の農薬が使用され、従事者の体調不良が多くあることはあまり知られていないことですが、まぎれもない事実。 このように、生活に欠かせない衣食住に関することだけでも、多くの理由で安全性が脅かされています。

昔は有害ではなかったものが変わっていくのは、なぜなのか。 これらは大量生産大量消費、経済優先で急激に成長を遂げてきたこの国の負の部分ではないか、と思うのです。 経済界で評価されるのはたくさん売上を上げ、利益を出し続ける会社。 当然売上が多いのだからユーザーに支持、評価されていると考えられていますが、今の世の中では残念ながら真逆のような気がしてならないのは、 私だけではないと思います。(もちろん評価通りの良い会社もあると思いますが。) では、経済優先の社会の中では安全性が高いものはないのか?というと、実はそうでもありません。 今でも安全な食材やスキンケア商品、住宅を作っている方がいらっしゃいます。

経済優先の社会でも消えることのない、安全な食品や自然素材たち。

自然素材

中でも代表的に知られているのは農薬や化学肥料を使わない農業の方達。 安全でおいしいものを育て、自分のできる範囲でつくる。大量生産はしない。 自然の中で旬なものを作り太陽と水の恩恵を享受する。農薬や化学肥料に頼らず、自然なものをつくる。 そして、消費者と喜びを分かち合う。彼らは最小限の機械などは使うけれど、工業系の化学物質などはなく、自然なものばかり。 自然なものでできるのだから何もわざわざそれを使う必要はない。手間暇はかかるけど。 フォレストブレスが事務所を置く石岡市の旧八郷町にも有機農業をしている方がたくさんいらっしゃいます。 私は、そんな彼らの考え方や価値観、生き方を通じて、普段身近にある自然や、太陽・土・海・山・川・植物・動物の恩恵や大切さを、とても深く感じました。 経済活動はもちろん大切ですが、今の先進国はそのためにあまりにも大きな犠牲を払い過ぎていると思います。

本当の意味で人と環境にやさしい家づくりをしたい。 そしてできれば住まわれる方にも、自然の恵みや自然を感じていただければ、こんなに嬉しいことはありません。 “フォレストブレスー森からの恵み”というブランド名には、そんな想いを込めました。

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