国産材を活かす
家づくり
フォレストブレスは国産材を使った家づくりにこだわっています。
なぜ、国産材にこだわるのか?フォレストブレスだからご提案できる、国産材を活かす家づくりについてご紹介しています。
木材のプロだからできること
フォレストブレスは、木材会社「渡辺木材」として、長いあいだ国産材と向き合ってきました。 木の産地、樹種、それぞれの特徴などを見極めて、仕入れた木材を工務店様などにお届けする仕事です。 フォレストブレスが国産材を使うことにこだわるのは、その素材の良さをずっと肌で感じてきたからかもしれません。 家を建てる環境と同じ風土で育った木を使うことは、家の耐久性を高め、長持ちさせるための原点です。
家をつくる木材と聞くと「杉とヒノキ」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。 もちろん杉とヒノキがポピュラーな樹種ですが、フォレストブレスの扱う木は、杉・ヒノキ・(カラ松)落葉松・サワラ・赤松・クリ・ケヤキ、など、多岐にわたります。 産地も、特定の産地だけではなく、様々なところから仕入れています。 玄関の縁には強度の高い栗の木を、造作扉には木目がキレイな杉板を、洗面室には吸湿効果の高いヒノキを。
木の性質を熟知しているからこそ、フォレストブレスは「〇〇産」にはこだわらずに、それぞれの特徴や性質を最大限活かせる適材適所を見極めて、家づくりに活かしています。
仕入れコストのカットで、
国産無垢材をふんだんに使った家を建てる
国産無垢材の家と聞くと、どうしても「コストが高い」というイメージがありますよね。 もちろん「品質が良いから」という理由もあるのですが、価格が下がらない一つの理由として「木材の流通ルート」があります。 通常、工務店などが木材を仕入れる場合には、木を伐採する業者、製材所やメーカー、木材問屋、材木店などが介在します。 そのため、どうしても時間や人手がかかり、コストがかかりがち。 しかし、フォレストブレスは「渡辺木材」として独自の仕入れルートを長年培ってきたため、通常の仕入れよりも安価に木材を仕入れることができます。
木材の価格は、強度や質だけでなく“見た目のキレイ”さにも大きく左右されます。 節がなくて、まっすぐで、割れのない木のほうが、たしかに見た目はキレイですね。 でも、木材の本質は見た目だけではありません。 フォレストブレスでは、木の見た目よりも強度や質を大切にしています。 目の届かない裏側に使う木であれば、見た目のキレイさは関係ないんです。
木のトレーサビリティも
考えてみませんか?
野菜を買うときに、どこで作られた野菜なのか、どういった農法で育てられたのか、有機栽培か無農薬かを気にされる方はたくさんいらっしゃいますよね。 でも、家を建てるのに使う木材の産地や処理方法を気にする人はあまり多くないように思います。 実は木も、野菜と同じように産地や、木材になる工程の処理の仕方で品質が違います。 同じ産地の木だからと言って、すべての木が良質な木材とは限りません。 フォレストブレスでは、産地に囚われずに、“木そのものの品質”を見極めて、どういった工程で処理されているのか、信頼できる木を使っています。
例えば、木の乾燥方法。フォレストブレスでは、自然乾燥または低中温式の人工乾燥で乾燥させた木を選んで使っています。
自然乾燥ではゆっくりと時間をかけて水分を抜くため、油分を残した粘り強い、艶のある木材になります。
乾燥の工程でヒビが入ることがありますが強度に問題はなく、むしろこの“ヒビ割れ”が自然乾燥材の証。
これに対して、高温式や高周波式の人工乾燥では急速に水分が蒸発するため、見た目上はヒビ割れが少なくても、
まるで電子レンジで温められたかのように油分が少なくなり、艶のないくすんだ色になります。
急速な高温乾燥に比べ、自然乾燥、低中温乾燥では手間も時間もかかりますが、安全で強い家を建てるには時間をかけて作られた木材が必要不可欠です。
木の乾燥とは?
山で伐採したばかりの木は水分を大量に含んでおり、立木の場合、含水率は150%もあります。 実際に木材として使うためには約20%まで水分を抜く必要があり、これが「木の乾燥」です。 乾燥の方法は「自然乾燥(天然乾燥)」と「人工乾燥」があり、人工乾燥にも低中温式、高温式、高周波式などいくつかの方法があります。
国産材を使うことは、
森を守ることにもつながる。
「木を伐採する」と言うと、森林破壊なのでは?と心配される方がいらっしゃいます。 たしかに、無計画な大量伐採は自然環境のサイクルがこわれてしまう大きな問題。 ですが、しっかりと管理された山での伐採は、むしろ森を守ることにつながるということをご存知ですか? 日本の森林は、その約60%が人工林と言われています。 人工林の管理をせずにほうっておくと、木が乱立して大地に日が当たらず、栄養が行き届かなくなって、最後には山全体が枯れてしまう恐れもあります。 つまり、定期的に植林と伐採を繰り返すことは、森を豊かにするために必要なこと、というワケです。 いつからか日本では、本来使われるべき国産材ではなく、外国から輸入した木材をたくさん使うようになりました。
国内で伐採される木の多くが活用されずに伐採されているのが現状です。 家づくりに国産材を使うことは、住む人の生活が豊かになるだけでなく、森の環境を守ることにもつながっているんですね。
フォレストブレスが
認める自然素材
現代社会において、石油資源はもはやなくてはならないものかもしれません。
しかし今、ひとの健康、地球の健康が、石油をはじめとする化石燃料や化学製品によって大きく脅かされているのも事実。
フォレストブレスでは化学物質を含む接着剤を使用した合板や集成材、廃棄時に有害な物質などを一切使いません。
できるかぎり人工的な化学物質を含まない「自然素材」にこだわります。
できるところから変えていきたい。身近なところから。
以下では、そんなフォレストブレスが家づくりに使っている国産材やオーガニック素材、住宅設備などをご紹介します。
国産無垢材
フォレストブレスの家づくりにおいて、なくてはならない木材。
床、壁、天井、造作材、建具など、様々な場所に使用します。
木にはそれぞれの特徴があり、それを見極めて適切な場所に使うことで、より強く、より住みやすい家になります。
フォレストブレスは、構造材に集成材は使用しません。国産の無垢材を使っています。
自然乾燥、低中温の人工乾燥で繊維を痛めずに管理された木材であることにもこだわります。
八溝杉・ヒノキ
栃木・茨城・福島の県境にそびえる八溝山。その周辺で伐採された材木が八溝材。関東きっての良材として知られる木のひとつ。
サワラ
サワラは軽くて水に強い特性を持ち、昔はおひつや桶・ひしゃくなど、水回りに使われた木材。洗面や脱衣室の壁などに使用します。
断熱材
断熱材は、快適な家をつくるうえでとても重要なもの。
しっかりと断熱することは当たり前ですが、その他に重要なことは調湿性があるかということ。
壁内結露から家を守ること、快適な室内環境をつくるという点でその機能は欠かせません。
フォレストブレスは断熱材も自然素材にこだわり、化学物質を含まず、むしろ身体にやさしい素材を選んでいます。
自然素材の断熱材には発がん性のあるホルムアルデヒドなど化学物質を吸着・無害化してくれる性質もあります。
セルロースファイバー
新聞古紙からリサイクル生産される環境配慮型断熱材。セルロースが湿気を吸放湿するため調湿性も高い。
羊毛断熱
羊の毛(ウール)から作られる調湿・消臭・吸音性がある優れた断熱材。製造時の環境負荷が少なくリサイクルや廃棄時にもやさしい。
壁材
現在ではほとんどの建物でビニールクロスが主流です。 ビニールクロスが絶対に悪いというワケではないのですが、使用している接着剤の成分などでシックハウスにかかってしまう人も少なくありません。 フォレストブレスでは、内装にも天然素材でつくられた左官材を使っています。 防臭・調湿効果もあるため、快適な空間づくりにはかかせません。 また、外壁にも適しており自浄効果があるため、見た目のキレイさだけではなくメンテナンス性にも優れています。
シラス壁
火山から噴出したマグマが固まった「シラス」という物質を主原料とした建築材。約10年前から内外装壁材として使われるようになりました。
漆喰(しっくい)
消石灰を主成分とする塗り壁材。日本では古くから寺院や城郭、民家の蔵などに使用されてきました。耐火性、耐久性にも優れた素材。
モイス(内装、耐力壁材)
バーミキュライトなどの天然素材100%で作られた壁材。優れた防火性を発揮し、煙や有毒ガスの発生がありません。
土壁
手間とコストが掛かりますが大きな湿気容量、蓄熱容量を持っている土壁。その良さが今見直されています。仕上げは漆喰と相性がよい。
どんとパネル(内装、耐力壁材)
乾燥させた杉桧材を斜め張りした耐震構造パネル。合板や集成材と異なり、まったく接着剤や化学物質を使用しないパネル。壁、床、小屋裏、屋根全てに使用できるのも特長。
接着剤・塗料
接着剤や塗料と聞くと、どうしても化学的なイメージがありますよね?
ですが実は天然系の素材のみで作られた接着剤や塗料も普及しはじめています。
家づくりにどうしても必要な接着剤、艶や色味を出したいときに必要な塗料。
フォレストブレスではこれらにも自然なものから作られた建材を使っています。
膠(にかわ)
動物の骨や皮を煮て精製してできるゼラチン質の接着剤。瞬間接着剤としてフローリングの接着などに適しています。
米糊(こめのり)
化学接着剤ができるまで日本の建築現場で主に使われていた天然系接着剤。接着力は木工用ボンドと同程度。
ミツロウワックス
国産のミツバチの巣とエゴマ油からできた天然のワックス。撥水と手垢防止などに。
草木染
布染のイメージがありますが実は木も染められます。どうしても色をつけたいという方にはお勧め。天然の味わい深い色が魅力です。
住宅設備
人の身体にも、環境にもやさしい自然素材や国産材。家電や設備も環境によいものを考えてみませんか?
フォレストブレスでは、ご予算に応じて下記のような設備のご提案も行っております。
ペレットストーブ
木材を原料につくられた「ペレット」燃料を使うストーブ。環境に良いだけでなく、薪ストーブより手軽に扱えるのも魅力です。
太陽光発電
太陽の光エネルギーを電気に変える発電装置。余った電気は電力会社に売ることができるため、家計にも環境にもやさしいエコ住宅に。
雨水処理システム
地中に埋めたタンクに雨水を貯水するシステム。ろ過・殺菌した水はトイレ排水や庭木散水をはじめ、生活用水に使用することもできる。
薪ストーブ
暖炉と違い、ストーブの扉を閉めて薪を焚きます。火の熱よりもストーブ本体の輻射熱で空気がほっこりとあたたまります。排煙は煙突から外へ。
フォレストブレスの
約束
私たちは“本当に快適な家に住んでほしい”という想いから
家づくりに以下のものを使わないことをお約束します。
- 化学物質を含む接着剤を使用した合板、集成材
- 防蟻防腐剤注入土台・グラスウール
- ビニールクロス・廃棄時有害なもの
呼吸が深くなる家
自然素材と木で作られた家は家の前に立ったときから木の香りが感じられ、玄関から一歩足を踏み入れればすぐにその空気の違いに気がつくはずです。
木やしっくい、セルロースファイバーの断熱材など、すべての素材がまるで呼吸しているかのようです。
調湿効果もあるため、夏は湿気を吸ってじめじめを防ぎ、冬は水分を放出して快適な空間をつくります。
以前、フォレストブレスで家を建てたお施主様が「この家に住んでから、呼吸が深くなった」とおっしゃっていたことがとても印象的でした。
引っ越してからお子さまの喘息も出なくなったそう。
自然と共にある、オーガニックな暮らしはとても気持ちよく、人も自然から生まれてきたんだということを実感させられます。
価格について
多くのひとにとって、一生に一番高い買い物だといわれる「家」。
いい素材にこだわりたいけれど、価格についてもやはり気になるところですよね。
フォレストブレスでは、素材にこだわりながらもコストパフォーマンスの高い家づくりを行っています。
国産無垢材の家は高いってホント?
フォレストブレスは、できる限り化学製品を使わず、自然素材と無垢材にこだわります! そう言うと「自然素材をそんなにふんだんに使ったらいったいどれだけコストがかかるのだろう・・・」と不安に思われる方も少なくありません。 ですが実は、家を1棟建てるのに国産材と外国産材を使った場合を比べると、その差は数十万円程度、と言ったら驚かれるでしょうか。 外国産材の価格は海を渡って運ばれる輸送費も含まれていますから、単純な品質だけを比べるなら国産材のほうが質が高いと言えるかもしれません。 加えてフォレストブレスでは、「小さな家でコトを愉しむプロジェクト」と題して、家をあえて大きくは作らずに、 くらし方や土地の活用を考えた“ちょうどいいサイズの家づくり”を実施しています。 「小さな家」にすることで、建築資材のコストを抑え、その分の費用を自然素材や住宅設備の充実に使うため、全体のコストは予算をはるかに越えるものにはならないはずです。 もし、同じお金を出すとするならば、「こだわり抜いた素材であつらえた家」のお得感はさらに高いものだと考えています。