耐震性・耐久性
家づくりを考えるとき、素材や価格や間取りなど、考えるべきことはたくさんありますが、
地震の多い日本で家を建てるからには、耐震性を無視することはできません。
フォレストブレスでは基本的に住宅性能表示制度の耐震等級3を基本と考えています。
合板を使用せず耐震等級3を取得するには様々な工夫や技術が必要となります。
合板が多用される理由の一つそのためです。
フォレストブレスでは合板を使用せず耐震性を担保します。
耐震等級3を取得すると同時に以下のような独自の基準とこだわりで更に耐震性を上げる工夫をしています。
木の家では耐震性が不安?
家の耐震を考えるとき、「木造の家は地震に弱い」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、木造だから地震に弱いということはありません。耐震には「固さ」だけではなく、揺れで左右上下の押し引きに対しての「粘り強さ」が必要と言われますが、 同量の木と鉄を比較してみると(杉材の場合)木の圧縮時の強さは鉄の約2倍、引っぱり時の強さは約4倍もの強度があります。
また、実際に地震が起こった場合、建物にかかる負荷は建物そのものの重さに比例するため、日本のような地震の多い国では、 重量が軽くて強度の強い木造住宅の方が、適しているとも言えます。
フォレストブレスでは、気候に合った国産材と、耐震性に優れた耐力面材、繰り返す揺れに粘り強く耐える筋交いプレートの併用で安全性を担保しています。
耐久性が高まる。
同じ風土で育った木で建てる家
気候や風土に合った国産の木を使って家を建てることは、長持ちする家をつくる原点。
四季の変化や湿度の高さなど、日本の気候で育ってきた木は、その環境の変化にも強いと言えます。
フォレストブレスが標準的に使用する木材は、国産材の中でも耐久性が高く、なおかつ経済性にもやさしい木材を選択しています。
このためフォレストブレスでは基本的に輸入木材は使用していません。
国産の無垢材、それも、時間をかけて作られた自然乾燥材、低中温の人工乾燥材にこだわっています。
これらは木材の繊維をいためることなくゆっくりと乾燥されるため、高い強度と美しい色艶が損なわれず、家を強くする礎となります。
優れた耐力面材
耐力面材は、地震や台風によって建物に生じる力を軽減してくれる耐力壁。
一般敵な木造住宅で言うところの「筋交い(すじかい)」の代わりとなる建材です。
地震による力が加わった場合、筋交いの場合は力が一点集中しますが、耐力面材は面全体で分散して受けるため、繰り返しの余震にも備えることができます。
フォレストブレスで使用する耐力面材は不燃性・透湿性・耐腐食性もあるため、耐震性だけでなく、快適で強い家をつくるために優れた素材を選んで仕様しています。
どんとパネル(内装、耐力壁材)
(財)日本住宅・木材技術センター、鹿児島県工業技術センター、愛知県森林・林業技術センターなどによる規定の破壊実験で、壁倍率2.2~4.8、床倍率2.8~3.5の耐力評価を得ている耐力壁「どんとパネル」。
耐震等級3 ・長期優良住宅対応可能
各住宅の品質を確保するために全て本部が構造計算します。
上棟後にお施主様には、本部・設計事務所パネル等加工会社・施工業務店が連名の「どんとパネル施工認定証」が発行されます。
靭性が強い筋化プレート
耐力面材は主に建物外周部分に使用し筋交いはその部分と一部併用するのと室内の壁部分に使用します。
繰り返しの大地震で筋交いが損傷して倒壊した例が多いのが2016年に起きた熊本地震です。
その教訓から靭性が強く、繰り返しの大地震でも筋交いに損傷を与えにくい筋交いプレートを採用しています。
断熱性能について
低炭素社会の実現に向けて国による住宅の断熱性能の見直しが図られています。
2022年4月1日から新設される断熱等性能等級5(Ua値0.6*)、および一次エネルギー消費量等級6が施行されます。(*5・6地区)
さらに断熱等性能等級6・7が同年10月にスタートすることと国土交通省と消費者庁が官報にて発表しました。
それ以前の断熱等級は等級4(Ua値0.87*)が最高等級でしたので大幅な見直しとなっています。(*5・6地区)
フォレストブレスの標準は等級6(Ua値0.46*)レベルとなっています。(*5・6地区)
等級6よりも断熱性能を上げることももちろん可能です。
どこまで上げるかは予算や暮らし方などお施主様とじっくり検討してバランスをとり決めていきたいと思っています。
フォレストブレスは断熱にも
"自然素材"を使っています。
近年の家づくりに使われる断熱材には「自然系」「プラスチック系」「鉱物系」など、様々な素材がありますが、
フォレストブレスで主に使用しているのは「セルロースファイバー」と「羊毛断熱」。
フォレストブレスは断熱材にも自然素材を使っています。
この二つの断熱材の大きな特徴は透湿性に優れ、壁内結露防止に有効です。
フォレストブレスが扱う自然由来の断熱材
セルロースファイバー
新聞古紙からリサイクル生産される環境配慮型断熱材。 様々な太さの繊維が絡み合って空気の層を作り、さらに繊維の1本1本の中にも自然の空気胞が存在するため、いっそう熱や音を伝えにくくしてくれます。 さらに、パルプの成分のひとつ「セルロース」が湿気を吸放湿するため、調湿性も高い素材です。
羊毛断熱
羊の毛(ウール)から作られる調湿・消臭・吸音性がある優れた断熱材。 製造時の環境負荷が少なくリサイクルや廃棄時にもやさしい。 形状が柔軟で弾力性が高いため、断熱に致命的な“隙間”をつくりません。 科学的にも優れた調湿性が証明されており、発がん性のあるホルムアルデヒドなど化学物質を吸着する性質もあります。
室内環境
人が暮らす時間が一番長い住宅の室内環境を整えるのはとても大切だと思っています。
一つは温熱環境で冬季・夏季を少ないエネルギーで快適に過ごすこと。
一つは空気環境で綺麗な空気で健康にくらすこと。
温熱環境
脱炭素社会に向けて少ないエネルギーで冷暖房効率を上げて快適な温熱環境を維持する事は国策の1つになっています。
フォレストブレスでも断熱等級6を基準と考え、快適な温熱環境を提供していきます。
断熱等級6以上の性能とすることも可能です。
空気環境
VOC濃度を極力抑えるために室内で使用する接着剤は木工事においては天然膠(にかわ)を使用し、極力ケミカルなものは使用しないようにしています。 合板は一切使用せず、仕上げ材にも無垢の木材、調湿機能や有害化学物質を吸着・分解して空気を浄化する機能がある左官材を標準仕様とし、室内環境を整えています。
太陽光発電
について
フォレストブレスでは、環境にも家計にもやさしい、エコな住宅設備「太陽光発電」を推進しています。
世界中で石油資源の枯渇によるエネルギー問題が叫ばれるなか、日本でも電力不足や電気料金の高騰に対する不安が高まっています。
太陽光発電を取り入れることで、環境にやさしく、家計にやさしい家づくりを考えてみませんか?
太陽光発電のメリット
太陽光発電は、自然な太陽光を電気に変えて使うことのできる、安心・安全のクリーンエネルギー。
太陽の出ている昼間は発電した電気を優先的に使い、使っている電気よりも発電量が多ければ、その分の電気を電力会社に売ることもできます。
石油や石炭を使わずCO2も出さない、環境にやさしいエネルギーです。
太陽が出ていれば自立運転に切り替えることで、地震や台風などの災害時にも使うことができ、停電になっても電気を使うことができ、安心です。
将来蓄電池がリーズナブルになってくると電力自給100%も視野に入ってくる可能性もあります。
電力会社から電気を買わないオフグリッドな暮らしもそう先のことではないかもしれません。
環境にやさしいエネルギーEcology
石油や石炭を使わない自然エネルギーを使うことで、環境問題やエネルギー問題に家族みんなで貢献できる。
家計にもやさしいエコ住宅Saving
余った電力は売ることもできるので、太陽光発電がない場合と比べ電気代の大幅な節約に!お財布にもやさしい。非常時の備えとしても安心
非常時の備えとしても安心Stockpile
地震や台風などで停電になってしまった時も、太陽さえあれば電気が使える。それだけで、安心感が違います。
蓄電池がリーズナブルになり入手しやすくなると更に安心感がでますし、将来の電力不足や高騰に備える準備にもつながります。
フォレストブレスの
標準的な仕様と価格
標準的な仕様
項目 | 使用建材・設備 |
---|---|
仕様木材 | 100%国産木材(主に杉・桧) |
体力壁 | モイス+筋交い |
断熱材 | 羊毛・セルロースファイバー |
屋根 | 平板瓦・ガルバリウム鋼板 |
内装仕上 | 天井・床:杉節有り羽目板・フローリング 壁:シラス壁(中霧島壁ライト)一部杉節有り羽目板 |
室内建具 | 杉無垢建具 |
サッシ | アルミサッシ断熱複層ガラス |
玄関扉 | 木製扉・アルミ扉 |
外装仕上げ | 一部杉板貼り・一部漆喰仕上げ |
給湯設備 | ガス又はエコキュート |
照明器具 | LED照明 インターフォン |
浴室 | ハーフユニットバス+壁・天井:桧節有り羽目板 |
キッチン | オリジナル桧製キッチン(天板はステンレス) |
コンロ | ガスコンロ又はラジェンドヒーター |
備考 | 公共上下水道が有ると仮定 雨水排水は浸透マスによる排水 |
別途 | カーテン・カーテンレール・エアコン・造作家具・地盤改良工事 |
フォレストブレスの家はできるかぎり化学製品を使わないことにこだわり、「自然素材」「国産無垢材」をふんだんに使用し、家族の暮らしを考え抜いて、丁寧につくる家です。
ぜひ、お客様の目で見ていただき、コストパフォーマンスが優れているかどうか、ご判断をいただきたいと思っております。